会社員にとって当たり前になっている「通勤」。
私も会社員になってから約10年間、毎日のように会社へ通っていました。
当時は、
「会社員なんだから通勤するのは当たり前」
くらいにしか考えていませんでした。
ところが、その後テレワーク中心の働き方になり、通勤することがほとんどなくなりました。
そこでふと、
「今まで自分は通勤にどれくらいの時間を使ったんだろう?」
と思い、実際の通勤時間から計算してみました。
その結果、年間240日出社したと仮定すると、
10年間で最低でも約2,956時間。
24時間で割ると、約123日です。
しかも、この数字には電車の待ち時間や乗り換え時間、遅延などをほとんど含めていません。
この記事では、私が実際に約10年間会社へ通った経験をもとに、通勤にどれくらいの時間を使っていたのかを計算してみます。
そして、その後約3年間テレワークになったことで、時間の使い方がどう変わったのかも考えてみます。
※この記事の通勤時間は、私が実際に通勤していた当時の移動時間をもとにした概算です。年間出社日数は比較しやすくするため240日として計算しています。有給休暇、休日出勤、遅延などは考慮していません。また、プライバシー保護のため具体的な居住地・駅名・勤務先などは掲載していません。
私は約10年間、会社へ通勤していた
私の通勤時間は、勤務先によって変わってきました。
大きく分けると3つの時期があります。
① 最初の約3年間|片道約31分
最初の約3年間は、電車と徒歩を使って通勤していました。
実際の移動時間を合計すると、
片道約31分、往復約62分。
ただし、これは単純に移動時間を足した時間です。
実際には駅で電車を待ったり、乗り換えたりする時間もあるため、家を出てから会社へ到着するまではもう少しかかっていました。
② 次の約5年間|片道約24分
その後の約5年間は勤務先が変わり、通勤時間が少し短くなりました。
片道約24分、往復約48分。
約10年間の中では比較的通いやすかった時期です。
片道24分だけを見ると、それほど大きな負担には感じません。
しかし、これを5年間積み重ねると、かなりの時間になります。
③ 最後の約2年間|片道約55分
その後、再び勤務先が変わり、通勤時間が大幅に増えました。
片道約55分、往復約110分。
これも電車の待ち時間などを除いた最低限の時間です。
往復だけで約1時間50分。
1日だけなら、都市部で働く会社員として珍しい通勤時間ではないかもしれません。
しかし、これを毎日繰り返すとどうなるでしょうか。
10年間の通勤時間を計算してみた
ここからが今回の「測って」です。
年間240日出社したと仮定して、それぞれの期間に使った通勤時間を計算してみます。
| 時期 | 片道 | 往復 | 期間 | 年240日と仮定した通勤時間 |
|---|---|---|---|---|
| 最初の時期 | 約31分 | 約62分 | 約3年 | 約1,116時間 |
| 次の時期 | 約24分 | 約48分 | 約5年 | 約960時間 |
| 最後の時期 | 約55分 | 約110分 | 約2年 | 約880時間 |
| 合計 | ― | ― | 約10年 | 約2,956時間 |
合計すると、
約2,956時間。
24時間で割ると、
約123日分です。
単純計算では、人生の約4か月分に相当します。
しかも、この数字はかなり控えめです。
電車を待つ時間、乗り換え、遅延などはほとんど含めていません。
実際に毎日「家のドアを出てから会社へ到着するまで」を計測していたら、合計3,000時間を超えていた可能性は十分あります。
「普通の通勤」でも10年積み上げると大きい
今回計算してみて面白かったのは、私の通勤時間が特別極端ではないことです。
片道約24分、31分、55分。
もっと長い時間をかけて通勤している人もいるでしょう。
だからこそ、
「これくらいの通勤でも、10年間で約3,000時間になるのか」
と驚きました。
1日では大したことがないように感じる時間でも、何年も積み重なると大きな数字になります。
例えば、往復1時間の人なら、
1時間 × 年240日 = 年間240時間
です。
これを10年間続けると、
2,400時間。
24時間換算で100日です。
「毎日たった1時間」でも、10年間では100日分になります。
通勤時間が最も長かった2年間だけで約880時間
私の場合、最も通勤時間が長かった時期は片道約55分、往復約110分でした。
年間240日出社すると仮定すると、
110分 × 240日
=26,400分
=年間440時間
です。
2年間なら、
約880時間。
24時間で割ると約36.7日です。
つまり、最も通勤時間が長かった2年間だけで、単純計算では丸1か月以上に相当する時間を通勤に使っていたことになります。
当時は毎日の生活だったので、それほど意識していませんでした。
数字にして初めて、その大きさが分かりました。
その後約3年間はテレワークになった
その後、私の働き方は大きく変わりました。
約3年間、基本的にテレワーク中心になり、通勤時間はほぼゼロになりました。
これはかなり大きな変化です。
仮に、通勤時間が最も長かった時期の往復110分と比較してみます。
1年間では、
110分 × 240日 = 約440時間
3年間なら、
約1,320時間。
24時間換算で、
約55日分です。
もちろん、テレワークになったからといって、この1,320時間すべてを有効活用できるわけではありません。
浮いた時間にのんびりする日もあります。
それでも、
「会社へ移動するために使っていた時間」がなくなった
という事実はかなり大きいです。
通勤時間を「時給」に換算するとどうなる?
時間の価値をもう少し分かりやすくするため、仮に自分の1時間に金額をつけてみます。
例えば、
1時間=2,000円
と仮定します。
私が10年間で通勤に使った約2,956時間なら、
2,956時間 × 2,000円
=約591万円
1時間=3,000円なら、
約887万円
です。
もちろん、
「通勤によって591万円や887万円を実際に損した」
という意味ではありません。
通勤しなければ、その時間すべてを仕事に使って収入を得られたとも限りません。
これはあくまで、
「自分の1時間にはどれくらいの価値があるのか?」
を考えるための仮想的な計算です。
ただ、転職や引っ越しを考えるときには面白い判断材料になります。
家賃1万円と通勤1時間なら、どちらを選ぶ?
例えば、
会社の近くに住むと家賃が月1万円高くなるとします。
年間では、
12万円。
一方、家賃が安い場所へ住むことで、往復の通勤時間が1時間増えるとします。
年間240日出社なら、
年間240時間。
つまり、
年間12万円を節約する代わりに、240時間を通勤に使う
という交換です。
12万円 ÷ 240時間なので、
1時間あたり500円。
こう考えると、
「家賃が月1万円安いから得」
だけでは判断できなくなります。
もちろん、住環境や家の広さ、家族、交通の便利さなどもあるので、単純にどちらが正解とは言えません。
ただ、
お金だけではなく、時間も数字にして比較する
ことで、自分にとってどちらが重要なのか考えやすくなります。
テレワークになって時間の価値を意識するようになった
通勤していたころは、それが普通でした。
朝起きる。
準備する。
駅へ行く。
電車に乗る。
会社へ行く。
仕事が終わったら、また同じ経路で帰る。
毎日の習慣なので、それ自体に疑問を持つこともあまりありませんでした。
でもテレワークになり、通勤がなくなりました。
すると、
「今まで毎日これだけの時間を移動に使っていたのか」
と気づきます。
浮いた時間を、
睡眠に使う。
筋トレをする。
ブログを書く。
家族と過ごす。
趣味に使う。
何もしない。
どれを選んでも、自分で使い道を決められます。
私にとってテレワークの大きなメリットは、単に「会社へ行かなくていい」ことではありません。
時間の使い道を自分で決められるようになったこと
の方が大きいと感じています。
あなたの通勤時間も計算できる
今回、自分の約10年間を計算してみて、
通勤時間は1日ではなく、年間・10年間で見ると印象が変わる
と感じました。
計算方法は簡単です。
1日の往復通勤時間 × 年間出社日数 × 年数
です。
例えば、
往復90分
年間220日出社
10年間
なら、
90分 × 220日 × 10年
=198,000分
=3,300時間
24時間で割ると、
約137.5日分。
かなり大きな数字になります。
転職、引っ越し、テレワーク可能な会社を選ぶときなどに、一度計算してみると面白いと思います。
通勤時間は「なくせばいい」とは限らない
ここまで数字を出してきましたが、
「通勤時間はすべて無駄だから、なくした方がいい」
と言いたいわけではありません。
電車の中で本を読む。
勉強する。
音楽を聴く。
仕事とプライベートを切り替える。
歩くことで運動になる。
人によっては通勤時間にもメリットがあります。
また、テレワークにもコミュニケーションの難しさや、仕事とプライベートを切り替えにくいといったデメリットがあります。
重要なのは、
「通勤=悪」「テレワーク=正解」と決めつけることではなく、自分が何時間使っているのかを知ったうえで選択すること
だと思います。
まとめ|私の10年間の通勤時間は最低でも約3,000時間だった
私は約10年間、会社へ通勤しました。
実際の通勤時間から年間240日出社として計算すると、
合計約2,956時間。
24時間換算で、
約123日分。
そして、その後約3年間はテレワーク中心となり、通勤時間はほぼゼロになりました。
今回計算してみて感じたのは、
通勤時間は「毎日30分」「毎日1時間」で考えると小さく見える
ということです。
それを5年、10年まで伸ばしてみると、数字は一気に大きくなります。
だから今後、住む場所や働く会社を選ぶときには、
給与。
家賃。
仕事内容。
働きやすさ。
それだけではなく、
「自分の時間を毎年何時間使うことになるのか?」
も判断材料にしたいと思っています。
通勤とテレワークのどちらが正解かは、人によって違います。
でも、自分が実際に使っている時間は測れます。
人生を、試して、測って、良くしていく。
通勤時間も数字にしてみると、見え方がかなり変わりました。
