こんな悩みをお持ちの方へ
- 毎日長時間通勤をして辛い
- 満員電車にストレスを感じている
- 通勤時間は無駄だと思っている
あなたの通勤時間はどのくらいですか?
私はdoor-to-doorで片道約1時間30分の通勤をしています。
しかも、都内へ行く電車でピーク時間帯の通勤です。
電車は常に超満員で地獄のようなストレス空間です。
私も何の努力もせずにただ通勤していたわけではありませんでした。
朝早く電車待ちの列にならんだり、お金を払ってグリーン車を利用したりしました。
しかし、朝早くから電車に並んで電車待ちをしていたときのこと。
電車のドアが空くと同時の椅子取りゲーム。
自分が座るために順番なんてすっ飛ばしてドスンっと席に駆け込むおっさん達。
そんな姿を毎日のように目にしてきて、正直寒気がしました。
ズル抜かしされたり、タックルされたりストレスもかなりのものでした。
こんな通勤に何の意味があるのだろうか?
ここまでして会社に行って働くことが正しいのだろうか?
日本は狂ってるとしか思えなくなりました。
「長い通勤を通して感じたこと」、「満員電車の嫌なところ」、「対処してみたこと」を書いていきたいと思います。
Contents
長時間通勤は悪でしかない理由
私の通勤時間は、片道1時間30分。
行きと帰りで3時間もの時間を通勤に費やしています。
1カ月の出勤日を20日とすと60時間もの時間を使っています。
通勤時間に、1カ月で約2日半の時間もの時間を使っています。
年間で夏休み冬休みなどは省きますが、単純計算『60時間×12カ月=720時間』もの時間を使います。
これは、約30日分にも相当します。
それを定年まで続けてみてください。あほらしくなりませんか?
通勤時間に給料が発生してれば文句は言わないですがそんなわけありませんよね?
つまり、『通勤時間=自分の時間』なのです。
読書してる。
動画を見てる。
音楽を聴いてる。
寝ている。
それって通勤時間が短かったら家でもっと快適にできません?
押されたり、踏まれたり、舌打ちされたり、そんなストレスもありませんよ?
何度冷静に考えても思います。
通勤は長ければ長いほど時間の浪費だと。
毎日座れる環境であれば、どうにか勉強したりと自己投資に充てることができるでしょう。
しかし、毎日座れないストレスと立ちっぱなしの疲労。
グリーン券を定期で買えるほどの給料もない。
時間は有限で、人生においてお金と同等以上に価値あるものです。
有効に使えている実感がないというのであれば、無駄にしているということです。 すぐに対策を考えましょう。
通勤が長いことでのデメリット
では、私が実際に感じたデメリットを書いていきます。
ストレスが溜まる
通勤が長いことでのデメリットは何といってもストレスです。
椅子取りゲームでのストレス、満員電車によるストレス。
運良く座れても隣の人と密着し、時には頭突きが飛んできたり。
乗客同士の揉め事や痴漢冤罪対策。
体臭や香水の臭いもまたストレス。
あの密集した空間で感じるストレスは数多くありますよね。
飲み会の次の日なんて最悪です。
通勤のせいで様々な制限が生まれるのです。
疲労が溜まる
ストレス空間で意識を張り詰めているだけでも激しい疲労に襲われます。
立ちっぱなしで1時間もの時間を電車に揺られるのは疲れるし、整体にも悪いです。
吊革につかまった状態で長時間スマホを見ると首に負担がかかりスマホ首になってしまうリスクもあります。
通勤が終わって会社に着くころには、疲れ果ててしまっている日がほとんどですよね。
睡眠時間が短くなる (質が悪くなる)
疲労困憊で家に帰るとほぼ何もすることができないことも多いです。
疲れ果ててそのまま寝てしまって睡眠のリズムが乱れたりしたこともよくありました。
運良く座れて、そのまま寝てしまって夜眠れなくなることもありました。
通勤時間が長い場合、次の日の出社に備えて早めに寝なくてはなりません。
6時に起きるとして、7時間は最低でも寝れるように調整すると23時には床に就かなければなりません。
仮に定時の17時30分に退社できたとして、そこから1時間30分かけて帰って19時。
独り身だと夕食などできていませんから、買って帰って食べ終わったら20時。
お風呂に入って20時30分。
寝るまでに自由に使える時間は2時間30分だけです。
疲れ切った状態で2時間30分を有効につかることもなく。だらだらと過ごして終わってしまいます。
この2時間30分を残業で使ってしまった日にはほぼ寝るために家に帰るようなものです。
そして、代わりに睡眠時間を削るという選択になってしまい、疲労がとれず悪循環のループにはまっていくのです。
給料が下がる→パフォーマンスが下がる
上記の3つが関連して、もちろん業務上のパフォーマンスも低下します。
朝のスタート時点でストレスや疲労、睡眠不足がある状態は、重りを背負って走るのと同じ状態です。
近くに住んでいる同僚達との差も開くばかり。
出世するのも遅くなっていき、結果的に給料が下がりました。
能力の差もあるかもしれませんが、重りを背負って走り続ければいつか潰れていくのは目に見えています。
不健康になる
睡眠時間の章で話ましたが、自由に使える時間は定時に上がったとして2時間30分。
習慣だった筋トレが疲れていけない日々が続いたり、行けないことでのストレスはとても大きかったです。
このような自分の生命線である息抜きに当てる時間が限られますよね。 ジムの荷物を電車に乗せるのも大変だし、一回家帰ってしまうともう家を出たくなくなるしで結果的に運動不足になってしまいました。
ストレス発散のために、お酒に逃げることも多くなりより悪循環な日々になってしまいがちです。
また疲れがたまっている時は免疫力が弱くなっているので、密集した電車内で感染症などのリスクもります。
通勤地獄に妥協すると不健康への道が待っています。
デメリットのまとめ
人に与えられた時間は、24時間で皆平等です。
簡単な時間の割り振りをすると。
仕事:8時間 睡眠:8時間 自由:8時間(1時間は昼休み) となります。
しかし、この配分が通勤時間により3時間が自由時間の枠から仕事時間に近い割り振りになります。
つまり、こうなります。 仕事:11時間(3時間は通勤) 睡眠:8時間 自由:5時間(1時間は昼休み) 家で自由に使える時間は、4時間ほど。
こうなってくると少しでも自分の自由時間を確保するために睡眠時間を削って次の日辛い出社が待っています。
時間が有限であるからこそ、勤務時間以外の時間をよりストレスフリーで過ごせるかが人生の豊かさに関係してくると思っています。
近年、時代はITの急速な成長により働き方を改革しようと動いています。
仕方ないとあきらめて変化の波に乗り遅れると待っているのは、何も変わらない日々です。 会社が変えてくれないなら、自分で変えてしまいましょう!
次章で、長時間の通勤ストレスから解放される方法を紹介していきます。
通勤のストレスから解放されるには?
では、ここから辛い通勤地獄から逃げるためにいろいろと調べ尽くしました。
結果次の内容に絞られたので紹介していきます。
会社の近くに引っ越す
会社の近くに家を借りるのが一番早く、確実な解決法です。
会社から徒歩圏内に家を借りれば電車のストレスとはおさらばできます。
ただ、私の場合は都内で港区のバリバリ家賃が高いオフィス街に会社があるため近くは家賃が高すぎて住めるところがありませんでした。
ファミリー向けマンションばかりで一人用の物件がなかったことで断念しました。
ルームシェアでもいいという仲間がいれば、ファミリー向けのマンションを複数人で借りるのは良いと思います。
費用が多少高くなっても会社の近くに引っ越して、時間という資産を作りましょう。
転勤・転職
実家や家族の持ち家があって動けないという方もいると思います。
近くに支社などあれば転勤の申し出をすることをお勧めします。
なくてどうしても家から動けない場合は、思い切って転職を考えましょう。
転職というとどうしても腰が引けてしまうかもしれませんが、今の時代はジョブホッパーという言葉があるくらい転職は普通になっています。
さらに、時代は終身雇用制度が崩壊しかけており今の会社にずっとしがみついてもいられないかもしれません。
人は環境が変わることを恐れますが、じっとしていて後悔するくらいならやってしまった方がいいと思います。
私も環境を変えるべく上司に直談判しました。
言い出すまではパワーがいりましたが、言ってしまうと後には引けないので何だかんだで納得されるまでトライしました。
結果的に好環境を手に入れることができ、やってよかったと思っています。
グリーン車がある電車に乗る
最寄駅からグリーン車や特急車がある方は、都内に住んだと思って特急券を購入するという方法もあります。
定期を買うととても高いので、朝のみ利用したり疲れがひどい時に利用するなどポイントを絞って使わないと破産してしまします。
グリーン車や特急車でも駅によっては座れない場合があるので一度試してみるといいと思います。
しかしながら、これはストレスの根本を解消できるわけではないので注意が必要です。
軽減する方法程度でとらえてください。
フレックスタイムを活用する
近年増えつつあるフレックスタイム制の勤務。
出社時間をピークを外して出社することができるので活用できる環境の人は会社の空気とか読まなくていいので活用しましょう。
私の職場を状況を見るとフレックスを使わない人がまだ多いです。
会社が許可した制度なのだから積極的に使いましょう。
空気を読んで周りに合わせてストレス溜め込んでしまうのは良いことではありません。
テレワーク・サテライトオフィス制度を利用する
フレックス同様に増えてきた勤務制度です。
テレワーク。
つまり家で仕事をしたり、会社が借りている場所(サテライトオフィス)で仕事をすることが許可された制度です。
家で仕事はできないという人は、会社が契約しているサテライトオフィスで仕事をすることも可能です。
テレワークやサテライトオフィス制度は、大手企業では導入が進んできていますが全体的にはまだまだ浸透してないですね。
しかし、今後場所を選ばない働き方が主流になるので環境が整ってる人はどんどん活用して通勤地獄から解放されましょう。
まだ環境が整ってないという方は、環境が整っている会社に転職を考えてみましょう。
2020年の新型コロナウィルスの影響で圧倒的に加速してきたので、これを機に働き方改革を推進している会社も多くなっています。
リモートワークを行う
コロナウイルスの感染が広まり、自粛期間中の働き方として注目を浴びたのがリモートワークです。
完全に自宅で業務を行うこのリモートワーク。
かなり、メリットだらけだと感じた方が多いのではないでしょうか?
そして、人生における自由な時間が増えたことを実感できる素晴らしい働き方だと思います。
私は、できることならば毎日リモートワークで完結する仕事に就きたいと思っているくらいです。
コロナウイルスがもたらした、唯一の利点は、日本の働き方は無駄ばかりであることに気づかせてくれたことだと思っています。
しかし、リモートワークからまた会社に通って仕事をするスタイルに戻りつつあるのが現状。
なぜこうも日本の働き方はアホなのだろうか。
効率の良く、精神的にもメリットが多いリモートワークが推奨されない会社は、脱出すべきです。
そんな会社は長く生き残ることはできないでしょう。
まだ就職していない学生には、リモートワークがある会社に就職することを全力で推奨したいです。
私が行っている通勤地獄からの脱出方法
私は、上記で挙げた対策のうち以下の4つを組み合わせて活用しています。
「フレックスタイム制度」 「テレワーク・サテライトオフィス制度」 「グリーン車に乗る」 「リモートワーク」 まず、ベースはリモートワークです。
基本事務所には行きません。
次にテレワーク・サテライトオフィスの利用です。
どうしても事務所に行く用事がなければ行かないようにしています。
リモートで会議もできるし、資料も共有できるのでわざわざ事務所で作業する意味はないからです。
どうしても行かなければならない時は、フレックスタイムを活用して混雑時を外しています。
私の場合は、早朝に出社して夕方15時から16時までには退散します。
これだけでも満員電車からは解放されます。
また、どうしても眠かったり時間的にピーク時を避けられない場合は、グリーン車に乗ります。
少々の出費ですが、回数が多くないので家計に響かない範囲でストレスから解放されるなら安いもんです。
私は、こうして今働いています。
私の会社は幸いなことに環境は整っていました。
しかし、利用を拒む上司が多くなかなか活用できる空気ではありませんでした。
私も日々の疲れやストレスが限界だったので上司と直談判して意見を通す覚悟を決めました。
意見が通らなければ転職するつもりでした。
上で述べていた時間非効率さ、健康状態の悪化、パフォーマンスの低下を訴えました。
始めはそんなの考え方次第だという怒りに触れましたが、何のための制度で対外向けに一応やってるよというアピールでしかないのか。など関係性が悪化するのは覚悟の上で食らいついた結果、面倒に思われ承認が下りました。
上司との関係は悪くなりましたが、いちいち気を使って自分の一度きりの人生をストレスまみれで働きなくなかったので結果的に気持ちよく働けています。
実際、今このときもストレス通勤をしている人の助けになれば幸いです。